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凍みこんにゃくとは2019年02月19日 18:31

風で飛ぶ「こんにゃく」。湿気を避けると50年以上保存できる「こんにゃく」 「凍こんにゃく」をご存知ですか? 茨城県常陸太田市天下野町(旧、水府村天下野)では昭和の初めには50軒くらいの農家が冬の農閑期を利用して「凍みこんにゃく」を作っていました。しかし戦後、厳冬期の重労働と高齢化で一軒一軒と消えていき, 1984年 (昭和59年)には、近くの農家で作るのみ,この地域で一軒になっていました。 その一軒の農家も高齢で来年は作らないと聞きました。そこで「幼いころのからのご馳走をなくしちゃならん」と50代から凍みこんにゃく作りに手を染めました。本業の「蒟蒻」製造の技術を生かして「凍みこんにゃく」作りを 開始しました。しかし数年間は失敗の連続の繰り返しで、「失敗」を先生として励んでまいりました。 その時点、1985年にはこの地域で一軒になってしまいました。 寛政7年(1795年)木村謙次(1752-1811)により丹波の国(兵庫・京都)より天下野町に伝えられた伝統の食文化を絶やさないためにがんばっています。若い人にも食べてほしいとの思いから凍こんにゃく独自の料理法も開発しています。その一つが「凍こんにゃくのフライ・天ぷら」です。 ぜひ、湿気を避けると50年以上保存できる先人の知恵の詰まった食材、「凍みこんにゃく」をご賞味ください.。

厳冬期の凍みこんにゃく2019年02月19日 19:16

こんにゃくが凍っている状態

厳冬期のみに凍みこんにゃくは作られます。夜、こんにゃくが凍り、昼は融けてます。日中には乾燥しないように3-4度くらい水を掛けます。この工程を20日間くらい繰り返します。それから1週間程度水かけを止めて乾燥させて出来あがります。約1か月かかります。10日を過ぎると田んぼ一面が真っ白になります。

風で飛ぶ凍みこんにゃく2019年02月20日 16:57

風で飛ぶ凍みこんにゃく

20日間の水かけをしながら冷凍乾燥を繰り返した後、最後の工程で1週間位、水を掛けずに乾燥させます。このころには風で凍みこんにゃくが飛びます。網で田んぼを囲います。その網に凍みこんにゃくが風で飛ばされ引っ掛かっています。

凍みこんにゃくを並べる2019年02月21日 09:05

凍みこんにゃくを並べる

厳冬期に藁を敷いた田んぼに凍みこんにゃくを一枚、一枚並べていきます。厳冬期の厳しい作業です。その後すべての凍みこんにゃくを裏返します。

凍みこんにゃくののぼり2019年02月21日 10:06

凍みこんにゃくのぼり

竜神峡ご存知ですか? 年二回、地元の人たちと竜神峡の駐車場に売店を出しています。竜神峡にお越しの際はこの「凍こんにゃく」ののぼりを探してください。5月の「鯉のぼり祭」と11月の「紅葉祭り」の週末に出店しています。(変更もあります)

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